[Market Eye]Stocks: Nikkei average continues to be strong, banking industry declines | Reuters
[東京 24日 ロイター] – <13:36> 日経平均は堅調継続、銀行業は下げ幅拡大 後場の日経平均は堅調継続。前日比約300円高の2万7400円付近と、前引けと 比べてほぼ横ばいで推移している。引き続き、指数寄与度の高い半導体銘柄が堅調で、指 数を押し上げている。日銀総裁候補の植田和男氏の所信聴取が終わり、金利上昇方向の発 言への警戒が後退し、銀行業が下げ幅を広げている。 午後1時からは、副総裁候補2人の所信聴取が始まっているが、市場では「元金融庁 長官と日銀理事なので、植田氏以上に慎重な発言をするとみられ、市場への影響は限定的 」(国内運用会社のストラテジスト)との声が聞かれる。 個別では、東京エレクトロンやアドバンテストが引き続き堅調で、 2銘柄で指数を150円程度押し上げている。業種別では、後場に入り銀行業が下げ幅を 大幅に拡大しており、みずほフィナンシャルグループなどの大手行が軒並み下げ 幅を拡大している。 <11:55> 前場の日経平均は大幅反発、植田氏の金融緩和継続発言を好感 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比294円46銭高の2万7398円7 8銭と、大幅に反発した。次期日銀総裁候補の植田和男氏の現状の金融緩和を継続すると いう旨の発言が伝わると上げ幅を拡大し、一時360円高まで上昇した。 日経平均は前営業日比40円高と小反発してスタートした後、徐々に上げ幅を広げた 。午前9時半過ぎに衆院で植田候補の所信聴取が始まり、現在の金融政策について「副作 用をもたらしているが、経済・物価情勢踏まえると必要かつ適切な手法」と発言すると当 面は金融緩和が継続するとの思惑が広がり、指数は300円超高まで上値を伸ばした。 SMBC信託銀行の山口真弘投資調査部長は「金融緩和を継続するという(植田氏の )語り口に驚きはなかった」と指摘。「(金融緩和継続で)為替が円高には振れにくいと 市場が解釈した場合、今後の日本株にとってはプラスに働くとみている」という。 所信聴取が始まりいったんあく抜けしたことから「後場にはもう一段高が期待でき、 日経平均2万7500円まで戻すことも期待できる」(山口氏)とみられている。 米半導体大手エヌビディアが22日に発表した決算が好調だったことで、半 導体関連株が堅調に推移した。東京エレクトロンは6.1%高、アドバンテスト は7.8%高。ディスコは6.4%高と年初来高値を更新した。 一方、植田氏の所信聴取を受け、みずほフィナンシャルグループや三菱UF Jフィナンシャル・グループ、三井住友フィナンシャルグループhなど の金融株は軟調だった。 TOPIXグロース指数は0.77%高、同バリュー指数は0.38%高で、グロー ス株が優位だった。 TOPIXは0.57%高の1986.43ポイントで午前の取引を終了した。東証 プライム市場の売買代金は1兆6999億8100万円だった。東証33業種では、値上 がりは海運業や電気機器、不動産業など24業種となった一方、値下がりは医薬品や鉱業 など9業種だった。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1288銘柄(70%)、値下がりは46 2銘柄(25%)、変わらずは84銘柄(4%)だった。 <09:50> 日経平均は上げ幅拡大、植田日銀総裁候補が現在の金融政策に「適 切な手法」との見解 日経平均は上げ幅を拡大している。一時200円超高の2万7300円台前半に上昇 した。その後、上げ幅を縮小している。 植田和男・日銀総裁候補の所信聴取でのコメントが伝わり、上昇に弾みがついた。 現在の金融政策について「副作用をもたらしているが、経済・物価情勢踏まえると必要か つ適切な手法」など植田氏の発言が伝わったことが手掛かりになった。 市場では「市場にとっては無難との受けとめがでているようだ」(三木証券の北沢淳 商品部投資情報グループ次長)との声が聞かれる。ただ、米金利が上昇基調にある中では 「積極的には上値を追いにくい」(北沢氏)という。 半導体株やハイテク株が上値を伸ばした一方、銀行株は軟調となった。 <09:07> 日経平均は反発で寄り付く、半導体関連株がしっかり 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比40円40銭高の2万7144円 72銭と、反発してスタートした。前日の米株高の流れを引き継いで小幅上昇で始まり、 … Read more