[東京 22日 ロイター] - <15:40> 日経平均・日足は「大陰線」、終値で200日線下回る 日経平均・日足は上下に短いヒゲを伴う「大陰線」となり、弱気相場を示している。 終値は2万7104円32銭だった。 終値で200日移動平均線(2万7268円40銭=22日)を下回ったほか、一目 均衡表ではローソク足の下ヒゲが「雲」に差し掛かり、弱い地合いが確認された。一方、 市場では「節目の2万7000円付近では底堅さもみられるのではないか」(国内証券・ ストラテジスト)との指摘が出ており、目先は同水準を維持できるかが焦点となりそうだ 。 <15:11> 新興株はマザーズが続落、米ハイテク株安が重し 新興株式市場は、マザーズ総合が前営業日比1.52%安の752.75ポイントと 続落し、約1カ月ぶり低水準となった。東証グロース市場指数は同1.46%安の960 .48ポイントだった。前日の米ハイテク株安や米長期金利の上昇基調が重しとなり、高 PER(株価収益率)銘柄を中心に売りが広がった。 きょうスタンダード市場に新規上場したプライム・ストラテジーは初値が付 かず、差し引き約20万株の買い気配で取引を終えた。 個別では、QDレーザが7.7%安と商いを伴って下落したほか、ヘッドウ ォータースが軟調に推移。バンク・オブ・イノベーションも売られた。 一方、ラストワンマイル、ブランディングテクノロジー、FHT ホールディングスは堅調だった。 <13:20> 日経平均は下げ渋り、円安や米株先物高が支え 海運は上げ拡大 後場の日経平均は350円程度安の2万7100円台前半で下げ渋っている。ドル/ 円が前引け時点よりやや上昇し、時間外取引の米株先物も小じっかりと推移しており、投 資家心理を支えている。 市場では「あすは休場になるため、重要イベント後の売買を金曜日まで待たないとい けなくなる。ここからは様子見になりやすい」(国内証券のストラテジスト)との声が聞 かれる。 きょうは米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨(1月31日─2月1日開催 分)の発表を控えている一方、あすは東京市場が天皇誕生日の祝日で休場となる。 業種別では、海運業が前引け時点より上げ幅を拡大、銀行や保険は下げ幅を縮小して いる。その他は総じて小動き。 <11:45> 前場の日経平均は続落、一時400円超安 米利上げ継続懸念が重し 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比358円93銭安の2万7114円1 7銭と続落した。前日の米国市場では強い経済指標を受けて利上げ継続の懸念が強まって 株安となっており、嫌気する動きが先行した。下げ幅は一時400円超に拡大した。米連 邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨(1月31日─2月1日開催分)の発表を控え 、警戒感も強まった。 日経平均は200円安でスタートした後も下げ幅を拡大し、427円安の2万704 6円08銭まで下落した。米国市場ではハイテク株安が目立ち、東京市場でも半導体関連 や電子部品やグロース(成長)株が軟調だった。このところ堅調だったバリュー株も含め 幅広く売られ、東証プライム市場の値下がり銘柄数は8割となった。 米国の利上げ継続懸念が強まる中、きょうはFOMC議事要旨が発表される。市場予 想を上回る米雇用統計が会合後に発表されており「(議事要旨は)参考程度にとどまりそ うなものの、米金利の反応は確認する必要がある」(国内運用会社ストラテジスト)と警 戒する声が聞かれる。 「基本的にはハト派トーンでまとめられているはず」(大和証券の壁谷洋和チーフ・ グローバル・ストラテジスト)とみられるが、市場心理が弱気に傾く中にあっては「強い 雇用統計の前からタカ派寄りの意見がみられるようなら、市場ではタカ派の側面が意識さ れやすい」(壁谷氏)という。 TOPIXは1.14%安の1974.68ポイントで午前の取引を終了した。東証 プライム市場の売買代金は1兆4057億0900万円だった。東証33業種では、値下 がりは保険業やサービス業、繊維業など32業種となった一方、値上がりは海運業の1業 種のみだった。 東京エレクトロンや三菱UFJ FGが軟調。エムスリー は昨年来安値を更新した。一方、株式分割を発表したディスコは堅調。日本郵船 は昨年来高値を更新した。東京ガスは買われた。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが292銘柄(15%)、値下がりは147 8銘柄(80%)、変わらずは67銘柄(3%)だった。 <10:34> 日経平均は下げ拡大し390円安 円安一服が重し 日経平均は下げ幅を拡大し約390円安に下落している。ドル/円が朝方の135円 付近から134円半ばへとやや下落し、相場の重しになっている。一方、時間外取引の米 株先物は小高く推移し、投資家心理の支えになっている。 米ハイテク株安を受けて、半導体関連や電子部品やグロース(成長)株が軟調なほか 、このところ堅調だったバリュー株もさえない。TOPIXバリュー指数が1.2%安、 グロース指数が1.3%安で、傾向に大きな差は出ていない。 一方、医薬品や食料品といったディフェンシブ株の下げが比較的小幅にとどまり、底 堅さが意識されている。「全般的にセンチメントが弱い中ではディフェンシブ銘柄に目が 向きやすい」(国内証券のストラテジスト)という。 東証33業種では、値下がりは保険業やサービス業、繊維業など32業種の一方、値 上がりは海運業の1業種のみとなっている。 <09:10> 日経平均は続落スタート、主力株中心に幅広く下落 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比207円11銭安の2万7265 円99銭と、続落してスタートした。寄り付き後も下げ幅を拡大している。 前日の米国市場で主要3指数が下落した流れを受け、東京市場でも主力株中心に幅広 く下落している。東証プライム市場の値下がり銘柄は8割超、業種別では33業種のうち 30業種が下落している。 トヨタ自動車やソニーグループが軟調。東京エレクトロン など半導体関連は総じて弱い。指数寄与度の高いファーストリテイリング、ソフ トバンクグループも軟調となっている。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8 306.T>は小安い。一方、日本郵船は小高い。 <08:28> 寄り前の板状況、ピアラが買い優勢 ネクソンは売り優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気 売気 終値 率 配 配 配 1 ピアラ 8% 620 619 620 575 2 ハイマックス 6% 1,500 1,499 1,500 1,414 3 理研計器 5% 5,300 5,300 5,300 5,030 4 積水化成品工業 5% 424 423 424 402 5 シンプレクス・HLDG 5% 2,400 2,399 2,400 2,279 6 ノジマ 5% 1,380 1,379 1,380 1,314 7 秋田銀行 4% 2,050 2,049 2,050 1,962 8 ソーダニッカ 4% 897 896 897 860 9 東京建物 4% 1,645 1,644 1,645 1,584 10 ワイヤレスゲート 4% 274 273 274 264 売り優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気 売気 終値 率 配 配 配 1 ネクソン -10% 2,727 2,726 2,727 3,030 2 ニッコンHLDG -8% 2,300 2,300 2,300 2,487 3 立川ブラインド工業 -7% 1,226 1,226 1,226 1,322 4 タカミヤ -7% 406 405 406 435 5 第一三共 -6% 4,001 4,000 4,001 4,275 6 アドバンテッジリスクマネジメン <8769 -6% 451 450 451 479 .T> 7 ゆうちょ銀行 -6% 1,151 1,150 1,151 1,219 8 サンデン -5% 216 215 216 227 9 ビジネスブレイン太田昭和 -5% 1,984 1,984 1,984 2,084 10 RS Technologies <3445 -5% 3,308 3,305 3,310 3,465 .T> (