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舞台は、1940年代の上海。第2次世界大戦下の中国を舞台に暗躍した名もなきスパイたちの運命。中国共産党、国民党、そして日本軍。お互いの素性が分からない中でスパイたちが繰り広げる一進一退の攻防劇を描く。主演は、ウォン・カーウァイ監督『花様年華』で第53回カンヌ国際映画祭 最優秀男優賞を受賞し、近年は『シャン・チー/テン・リングスの伝説』で、第80回ヴェネチア国際映画祭で栄誉金獅子賞を授与されたトニー・レオン。本作で映画初主演の座を掴んだワン・イーボーは、俳優・シンガー・ダンサーとして大ブレイクし、いま中国でもっとも注目を集める若手俳優の1人。次々と主演作が公開され、『無名』と『ボーン・トゥ・フライ』で第20回映画チャンネル メディア大賞にて主演男優賞を受賞した。
玄理は、映画評論家のくれい響とトークイベントを実施した。3月に香港で行われた『第17回 アジア・フィルム・アワード』にプレゼンターとして参加。本作に主演するトニー・レオンもノミネートされていた。「トニー・レオンさんも会場にいらした。アジア中から俳優さんだったり、監督さんがものすごい数来てるんですけど、関係者は結構近い席にいる。ちょっと目があったらニコッとしてくれる、すごくにこやかな方だなと思った」と印象を話す。
アフターパーティーでのできごとも。「私は本当にトニー・レオンさんの大ファンなので話せたらいいなぐらいに思ってたんですけど、やっぱりトニー・レオンさん現地でもだし、世界中の映画人にとっても大スター。信じられないぐらいの人だかりに囲まれてて(笑)。あんなに人が何重にも絡まってる人初めてで…。かき分けて行く勇気はないかもって思いつつ、なにかのタイミングで目があったら『ハイ!』みたいな感じで目があったんですよ!」とうれしそうに口にする。
偶然、人だかりが少なくなったタイミングも重なったそうで「目があって、自然に話し始めてたんです。出演作についてもいろいろ聞いてくださったりして!興味持ってくださった。信じられないぐらい優しい穏やかないい人でした」としみじみ。近くにトニー・レオンの妻のカリーナ・ラウもいたそう。「『あいさつしたい』と言って!キレイでした」とうっとり。トニー・レオンとは2ショットも撮れたそうで「今も待ち受け画面にしてます(笑)。後で見返したら緊張した顔で写ってましたね」と照れ笑いを浮かべた。
ワン・イーボーとは数奇な縁も。「ワン・イーボーさい嬉しかったです!」と笑顔で話す。その後、その人とは交流を深めることができ、新しい友人ができたことに感謝している様子だった。