5月にグループを卒業する乃木坂46の山下美月(24)が、さいたまスーパーアリーナで7〜10日の4日間にわたり開催された『乃木坂46 12th YEAR BIRTHDAY LIVE』に出演。4日目の最終日となるこの日、5周年の『BIRTHDAY LIVE』から3期生として参加してきた山下は自身最後の『BIRTHDAY LIVE』に涙があふれる場面があった。
【写真】その他の写真を見る
各日2万人、トータル8万人を動員したほか、全公演のオンライン配信も行われた同ライブでは、DAY1からDAY4で「DAY1:2011-2014」「DAY2:2015-2017」「DAY3:2018-2020」「DAY4:2021-2024」と4つの年代に分け、その年代にリリースされたシングル・アルバムの中から楽曲を厳選。まさにグループの歴史をたどる構成となっており、毎日が違うセットリストに。総曲数が4日間で全123曲、合計で10時間に及ぶライブとなった。
ADの後にコンテンツが続きます
ライブ終盤、本編最後の楽曲前にMCを務めた山下は「4日間で123曲の披露となりましたが、1曲1曲が素敵な楽曲たちで、素敵な衣装、素敵な振り付けも。本当にたくさんの愛が詰まった作品たちを私たちは背負っているんだなと改めて思いました。私たちはメンバーだけじゃなくて、スタッフさんがいて、そして応援してくださるファンの方がいて、ここにアイドルとして立てているんだなと思いました」と心境を語り、「1秒1秒がすごく幸せでした。私自身は今回で最後の『BIRTHDAY LIVE』になると思うと、すごく寂しいです」と涙があふれる。
続けて「後輩たちはかっこいい先輩だなって思われたいし、同期のみんなとはいつまでもたわいもない話でずっとしゃべっていたいし、 スタッフの皆さんには時には甘えて、でも頼れるなって思ってもらいたいし、そしてファンの皆さんにはいつだってキラキラとした姿をお見せしたいなと思ってます。本当にこのグループは私にとっての宝物なんですけど、これからもみなさんに大切に見守って、そして育てて、一緒に歩んでくださったらうれしいなと思っています」と呼びかけた。
ADの後にコンテンツが続きます
さらに「世の中にあんまり平等っていう言葉は存在しないなって、たまに胸が痛くなってしまう時があるんですけど、でも乃木坂46にいる時はすごく優しい気持ちになれて。みんなが主役のグループでずっとあってほしいなと思います。特にこのバースデーライブでは、歌が得意なメンバーだったりとか、ダンスが得意なメンバーだったりとか、MCがすごく面白い子だったりとか、本当にみんなの個性がたくさん詰まってて。私もこの8年でメンバーの知らなかった一面をたくさん知ることができたし、本当に素敵なグループだなって心から思いました」と話す。
最後に「グループとしてこれからも続けていくためには、皆さんが一人ひとりの素敵なところを見つけていただいて、そしてその部分を褒めていただけたら、きっとたくさんの色が詰まったグループであり続けられると思います。次のバースデーライブには私自身はもういないんですけど、きっとここにいる3期生、4期生、5期生、そして新たに入ってくる6期生が素敵な未来を作ってくれると信じています。来年もバースデーライブができたらいいですね。13周年。私も客席で見てるかもしれないし(笑)。これからも輝く未来を作っていくために、これからも乃木坂46の応援をよろしくお願いします」と伝えた。
そうして、本編最後の楽曲として、自身が初単独センターを務めた「僕は僕を好きになる」を披露。笑顔でパフォーマンスするメンバーの後ろには、1周年から12周年まで、これまでグループが歩んできた『BIRTHDAY LIVE』の名場面が映し出されていた。
アンコールでは、4月10日に発売する35thシングル表題曲であり、同シングルで卒業する山下のラストシングルとなる「チャンスは平等」がタイトル名とともにサプライズで初披露された。歌唱後に山下は「まさかのディスコソングとなっています!」と笑顔。「最後に参加するシングルになるので、みなさんやメンバーとも、笑顔で終えることができるんじゃないかなとワクワクしています!」と初披露の心境を語っていた。
★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」